OTC薬協刷新懇談会

OTC薬協刷新懇談会はOTC薬協の事業をみんなで考える会です

OTC薬協から削除要請のあるブログを削除することにしました

とはいっても、別に圧力に屈したわけではありません。

ブログ掲載を削除させるために、弊社理事にしつこく書面を送り、「理事の責任として会社組織の指揮命令権で削除させろ」というのは、会としてやりすぎだと思いますし、個人のブログに対し、このような手段で個人的な意見を表明することに制限をかけようとすることは、「表現の自由」の制限とも捉えられ、OTC薬協として書面を出している佐藤会長の責任は重いと思います。この件は改めて考えたいと思います。

一般にこのような問題に対しては、当事者が面談し話し合うことで解決の糸口がつくと思いますが、単に書面を送りつけるだけで問題を解決させようというのは、明らかに敵対心を持って、圧力をかけることだけを目的にしているとしか思いようがありません。そう考えると、このまま削除要請を無視していると、おそらく次の理事会あたりで、理事として「善良な管理者の注意義務違反」があると多数決で採決され、理事職の停止決議がされ、総会で理事解任とされることが想定されます。

個人のブログがもとに組織に迷惑が及ぶのは本心でありませんので、OTC薬協の削除の求めに応じることにしました。先回のブログで記載したように、削除要請は「未確定の会費の値上げ案」、「今年度予備費の見込み」、「退職金引当金の取り扱い案」の3つですので、もとのブログは削除し、今回その点を削除して、10月16日掲載ブログを再掲します。

このブログはすでにOTC薬協会員会社の関係者に広く読まれていますし、値上げ案や予備費の見込み、退職金引当金の取り扱いはこのブログの主張の主要な点ではないので、削除してもなんら影響はありません。逆に再掲することでまた皆さん読んで思い出してもらえるでしょうから、私としては皆さんに再認識いただけるメリットがあります。

佐藤会長、ブログ削除要請に基づいて対応しました。これで宜しいですよね。

 

2019年10月16日 ブログOTC薬協削除要請部分を削除して再掲

 

会費をあげる事ばかり考えている団体は問題です

 

今日10月15日は臨時総務委員会が開催されました。メインの議題は「予算執行及び会費改定について」です。

事務局からの説明では、2020年度予算では消費税上昇分2%が、非課税部分の人件費や団体加盟費などを除く会議費や事務費、事業費にかかり、2019年度予算と同額の収入、支出を元に計算してもこのままでは予備費は●, ●●●万円マイナスとなり、どうしても会費の消費税指数(売上基準の会費に消費税分として上乗せする率、現在は3%)を引き上げる必要があるとのことでした。試算として提示されたものは、消費税指数として案-0「据え置き」、案-1「●%」、案-2「●%」、案-3「●●%」で、案-3の●●%に消費税指数を引き上げても、予備費は●●●万円あまりマイナスですが、これくらいなら今期●●●●●●●●●を調整することによって、あるいは来期の事業費の圧縮によって黒字化は可能だとの説明でした。

ここまで読んで皆さん何かおかしいと思いませんか?

2019年度OTC薬協総予算は2億3,000万円余りです。非課税部分の人件費や団体加盟費などが1億1,000万円ほどありますので、残り消費税の影響を受けるのは1億2,000万円ほどです。今回2%税率が増えましたので、消費税影響は240万円ほどです。消費税影響は240万円ほどなのに、なぜ2020年度予算を2019年度予算と同額の収入、支出で見積もると、●, ●●●万円もマイナスになるのでしょうか?

ここで2019年度予算の中身を見てみたいと思います。2019年度予算では繰越金として3,000万円入ってきているのに、予算を満額執行すると、予備費としては●, ●●●万円しか残らないという、収支がマイナスとなっています。消費税の影響云々ではなく、元々大きな赤字予算だったのです。さて、●, ●●●万円はどこにいったのでしょうか?

これは臨時総務委員会の場でも指摘しましたが、人件費が大きく伸びているからです。2019年度予算に占める人件費は8,000万円で、総予算費34.1%と、皆さんの会費の1/3は人件費に使用されています。一方、肝心の事業費はほとんど伸びていません。

臨時総務委員会ではこれを受け、議長から事務局に対して過去5年間の人件費と事業費の推移を示すように求めがありましたが、そのようなもの指示するまでもなく、2015年度の人件費の実績は5,200万円が2019年度予算では8,000万円に増額し、一方事業費は、同じ比較で5,200万円が5,900万円に増えています。しかもこれは実績対予算比較ですので、人件費は予算どおり執行され、事業費は管理可能費ですから圧縮されて終わるのが通常で、もっと差は大きくなると思います。ちなみに2018年度の事業費は予算が5,900万円で実績は5,000万円でした。

OTC薬協は人件費が増加し、本来目的の事業費はほとんど伸ばせず、足りなくなった分を、消費税にかこつけて会費の増額を目論んでいるとしか見えませんが、皆さんはどのように思われますか?

そもそも任意団体では会員からお金を集め、単一の企業では成し得ない事業を行うのが目的で集まった会だと認識しています。そのためには事業費が重要でそれ以外の費用はなるべく倹約に務め、会員は手弁当で活動するのが本来のあるべき姿だと思いますが。

現在のOTC薬協の事業の遂行に本当に今の人員は必要不可欠でしょうか?

今のままでは人件費によって慢性的な収支赤字が続き、大幅な会費増額をしないと立ち行かなくなります。その前にもう一度人員や給与体系を見直すべきだと思いますが。

協会活動はプロパー職員に給与を払うためにやっているわけではないのですから。

*削除部分は●で示した。