OTC薬協刷新懇談会

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OTC薬協はいまだにブログを削除しろと言ってきています

私がOTC薬協理事会で総務委員会委員を解任されたのが10月18日ですが、その後、佐藤会長から弊社理事宛に10月30日と12月16日の2回にわたりブログの削除要請が文書にて届いています。

その要請は、「市原氏に対し、当該ブログのうち、未確定の会費の値上げ案、今年度予備費の見込み、退職金引当金の取り扱い案の、現時点で会員以外の第三者に公開することができない情報を直ちに削除することを求めていただくとともに、再発防止措置をとっていただきたい。」とのことでした。

また、削除を求める理由として、これらの公開は、「当該委員会(総務委員会)の正常な議論、活動を妨害するだけではなく、当協会におけるガバナンスが脆弱であるような印象を与えるものです。」としています。

「未確定の会費の値上げ案」、「今年度予備費の見込み」、「退職金引当金の取り扱い案」が公開されると、「総務委員会の正常な議論、活動を妨害する」「ガバナンスが脆弱であるような印象を与える」と主張されていますが、本当にそうでしょうか。

総務委員の皆さんは、私が公開したこれら情報は私と同時に知りえているので、公開をしたからといって、正常な議論ができないとか、活動が妨害されるということが果たして起こりうるのでしょうか。

OTC薬協事務局として、これら情報に基づき私が述べた意見、「消費税にかこつけて会費の増額を目論んでいる」とか、「人件費によって慢性的な収支赤字が続いている」とかにより、OTC薬協の次年度の予算立案が妨害されたとの主張なら理解できますが。ただし、私は会費をあげるにしても丁寧な説明とオープンな議論が必要だと言っているだけで、予算成立を妨害しようと目論んでいるわけではありませんが。

また、ブログで秘密事項を暴露されたのなら、ガバナンスの問題の指摘もあるかもしれませんが、資料も配られ、議事録にも掲載されるような情報が公開されたからといって、「ガバナンスが脆弱である」という印象は誰も持たないと思いますが。まして、会員以外の方がこのブログを見て、何かの影響をOTC薬協に及ぼすとも思えません。

なぜこれほどまでにしつこくブログの削除を要請してくるのでしょうか。以前も述べましたが、来年度の予算に関して、OTC薬協事務局はよほど何かの危機感を感じたのだろうと思います。

今まで単純に人件費の増加について合理的な説明ができずに、予算の内容を掲載したブログの削除を求めていると思っていましたが、もしかして、もっと違う意図があるのではないかと思います。10月23日のブログで「OTC薬協刷新懇談会」立ち上げの経緯を書きましたが、その中で背景として「特定の個人の訴訟費用を団体が負担したり、その負担を関係者に押し付けるようなことはまったく筋の通らない公私混同です。」と述べ、OTC薬協が訴訟費用を負担することに対して一貫して明確に反対の意思表示をしていることを述べました。残念ながら訴訟費用に関しては昨年9月26日の臨時理事会でOTC薬協も負担することが決議されています。しかし、訴訟は終わっていません。訴訟費用も継続して発生していると思います。

もしかして、次年度予算の中に、一度理事会で理事の皆さんが賛同してしまった「特別処置会費」という負担増を来年度もということはないでしょうね。