OTC薬協刷新懇談会

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第234回理事会について

この新型コロナウイルス感染症で「緊急事態宣言」が全国に拡大された中、OTC薬協の第234回理事会が電話会議で開催されたので、コメントをさせていただきます。

冒頭、事務局から「資料は取扱注意、持ち出さないように」と注意されていますので、ここでは、今回の理事会の様子を報告いただいた、このブログの賛同者に迷惑が掛からないように、詳細な情報には触れずにコメントしたいと思います。しかし、ますます秘密会議状態ですね。

人事案件では日本一般用医薬品連合会の次期会長候補が報告事項として議題にありましたが、理事会で討議もせず誰が何処で決めたのですかね。しかも先回は、一般薬連会長職は5協会で持ち回りということで、前会長の杉本さんが強力に主張して、他の4協会や、OTC薬協の理事の皆さんも賛同しいていたにもかかわらず、今回は継続ですか?一般薬連の会長が誰になろうと、興味はありませんが、ご都合主義の理論展開が露見して、持ち回りに賛同していた方は、恥ずかしくないですかね。

理事長と常務理事も定年1年延長ですか。セルフメディケーション税制改正要望を控え、「余人をもって代えがたい」ということですかね。バカらしくてコメントする気にもなりません。

決算は余剰金が1,000万円も増えているのにびっくりです。やればできると思ったのは一瞬で、人件費はほとんど変わらずで、事業費が大きく減少しています。給与は払っても、事業はやらないということですね。予想通りですが。

予算では会費値上げをせず、節約に努め、その中で事業費は前年を上回った予算としたと、胸を張っての説明があったようですが、よくよく聞くと、事業費を手当てするために特別会費なるものを徴収するようで、お支払いを約束された会長副会長会社の方々ご愁傷様です。本体予算では事業費もマイナスにせざるを得なかったが、その分を特別会費で賄って、数字合わせをしたくらいのニュアンスでしょうか。来年3月に人件費は予算オーバーで、事業費は予算を大きく下回ったとならないように願いたいものです。

個人訴訟の費用は相変わらず払うのですね。これもコメントするに値しません。

先回のブログでもコメントしましたが、新型コロナウイルス感染症で全国に「緊急事態宣言」が出され、実体経済に大きな影響がすでに認められ、国を挙げてその対応に全力を挙げているこの時期に、セルフメディケーション税制の改正を今年の税制大綱に載せることが最も重要な事業と、ここだけ時間が止まったような、全く危機感のない発言がされている団体に、何を言っても無駄なような気がしてきています。

今回の危機は、医薬品業界にとっても全力で乗り切らなければならないことだと思いますが、その中で多くの現状の制度や商習慣などの問題点も浮き彫りにされています。今後これらの不整合は是正されるべきと考え、その過程で大きなビジネスチャンスも見えてきています。

現状、活動が制限されていますので、今そのビジネスデザインを考える良いチャンスだと思います。OTC協会としても会員企業の指標となるような動きをしてほしいと思いますが。まず無理ですね。