OTC薬協刷新懇談会

OTC薬協刷新懇談会はOTC薬協の事業をみんなで考える会です

業界団体にシンクタンク機能は必要ですね

先日業界紙の記者の方と意見交換をしました。

製薬業界の大きな流れ、政治、業界団体の動き、そしてOTC薬協刷新懇談会に関してなど幅広く意見交換をしましたが、その中で業界団体として政策提言ができている団体とできていない団体の話題になり、業界の主張が通っている団体は、しっかりとした理論武装ができているとの見方で一致しました。

政策提言ができている団体として名前が挙がったのが「日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)」でした。後発医薬品を普及させることが、患者負担の軽減や医療保険財政の改善に繋がるという国の政策としての大義名分はあるにしても、骨太方針に何度も取り上げられ、数量シェア80%目標に確実に進んでいるのは協会活動の貢献もおおいにあったのではないかと推測します。

誤解を恐れずに言うと、大企業の集まりでもなく、マンパワーやお金の面、また政治的な力で他の団体と比べ決して優位だと思えない(間違っていたらご指摘ください)協会がきちんと協会としての役割を果たしていることは、OTC薬協も見習うべきだとおもいます。

気になってGE薬協のHPを見ましたら、「政策委員会」なる組織が存在したいました。きちんとした政策提言ができる組織はシンクタンク的な機能を持っているんだと納得しました。

ところで、OTC薬協のシンクタンク機能はどこでしょうか。私は「事業活動戦略会議」がその機能を果たすべきだと思いますが、現状は議論はされず、ただ単なる報告会に終わっています。OTC薬協の重要な活動戦略は誰がどこで決めているのでしょうか??