OTC薬協刷新懇談会

OTC薬協刷新懇談会はOTC薬協の事業をみんなで考える会です

第231回理事会議事録がようやくアップされました(ついでに第232回も)

最近「withコロナ」や「postコロナ」対応が言われ始めています。Key wordは「SDGs」や「Sustainability」。パンデミックになっても医療崩壊を招かないために、自分の健康を自分で守るセルフケアをどのように社会実装できるか。それをデザインし実行に移す必要があると思います。幸いこの連休は外出もままならなかったため、ゆっくりと考える時間がありました。もともと日本の医療やヘルスケア産業は近々paradigm shiftを迎えると思っていますが、このCOVID-19の影響で、その時期がずいぶん前倒しになる動きがあり、急いで対応行動をとらないといけないと思います。agileに対応しないと、世の中の流れから、大きく後れを取ってしまうと危機感を感じます。

というようなことを考えながら過ごしている中で、昨日OTC薬協から第231回、第232回理事会議事録が発送されました。先回のブログにも「議事録が昨年7月開催の第230回以降まだHPにアップされていませんね。議事録に残すとまずいことばかりで、それでアップしないのですかね。」と記載しましたが、ようやく意を決し、作成、公開したのですかね。驚くことに赤字で「組織外持ち出し厳禁」とヘッダーにつけて。

第231回理事会議事録には、私がブログの削除を断ったことから、「今後も理事会の議事内容が公表される恐れがあることから」という表現で、私の協会活動停止の決議に至った理由が述べられています。しかし、当日の会議で黒川理事長は、法律の専門家と相談した結果として、「日本OTC医薬品協会の運営に関する守秘義務を定めた条項はない。」と言い切っていて、情報を公開したことに関しては問題として問えないことを自ら認めています。それで「善管注意義務違反」なる、どのようにでも解釈が可能なものを引っ張り出し、解任されたのです。私がブログに議事内容を公表したのが原因ではなく、私の解任ありきで、後付けで理由をつけていることがわかります。また、「会員以外の第三者に公開することができない情報」を公開したと言って、皆さんが納得しやすいように本来の問題点をすり替えています。

今回の議事録はその趣旨に沿って記載されていて、事実と違います。議事録を作成した事務局、それを追認している佐藤会長、議事録署名人神谷氏もその責任はあると思います。議事録内容を恣意的に変えることはせず、正確に記載してほしいものです。

日本OTC医薬品協会の運営に関する守秘義務を定めた条項はない。」ことから、第232回理事会で出された会則変更で、密室の正副会長会での懲罰規程の提案がなされたり、議事録のヘッダーに「組織外持ち出し厳禁」なる文字を記載したりして、必死に情報が外に漏れることを防ごうとしていますが、そもそも私が総務委員会の内容を明らかにしたのは、会員企業の年会費を値上げする必要はないことを、予算内容から説明するために取り上げただけで、議事内容を公表することが目的ではないです。それを勝手に、「議事内容が公表された。問題だ。」と騒ぎ立てているだけです。

OTC薬協はますます秘密主義に走ってゆきますね。