OTC薬協刷新懇談会

OTC薬協刷新懇談会はOTC薬協の事業をみんなで考える会です

このブログの目的はOTC薬協の刷新です

ここ数回OTC薬協の総務委員会や理事会の様子を報告して来ましたが、このブログの目的はOTC薬協の刷新です。

余り長い引用文書を掲載すると読んでもらえなくなるかもしれないとの危惧から、6月13日 の『「OTC新薬協刷新懇談会」って何?』には主旨を簡単に掲載しましたけど、もう一度このブログをご覧いただいている方に、このブログを立ち上げた目的を認識していただくために、第1回OTC薬協刷新懇談会を開催する際OTC薬協事業活動戦略会議メンバーなどにお送りした「趣意書」を掲載します。

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OTC薬協刷新懇談会の発足について

前略 いつもお世話になりありがとうございます。

さて、お聞き及びのことと存じますが、先日4月19日に開催されましたOTC 薬協第228回理事会において、現在OTC薬協の副会長を務めている興和代表取締役副社長の木村について、一般薬連の訴訟取り下げの説得についてその要請を断わったことと、訴訟の費用負担を正副会長会社で負担することに対応しなかったことにより、次期副会長に推薦しないという決議がなされました。興和は予てより訴訟は名誉毀損パワハラという個人間の訴訟であること、また、問題が起こっているのは一般薬連であり、一般薬連の政争をOTC薬協に持ち込むべきではないと主張しております。ましてや理事長という特定の個人の訴訟費用を団体が負担したり、その負担を関係者に押し付けるようなことはまったく筋の通らない公私混同です。

OTC薬協においてはセルフメディケーションの振興という全員の利益となることが活動の中心となるべきで、そのような内部対立問題を持ち込むことは、絶対に避けるべきです。

ご承知のとおりOTC薬の市場規模は拡大を見せないまま、「セルフメディケーション」という30年一日の空虚なスローガンがあるばかりです。業界の中には保険償還が限定されれば自動的に生活者はOTC薬を購入せざるを得ないと決めてかかっている向きがありますが、とんでもない間違いです。今の価格と売り上げは維持できません。PB商品との激しい価格競争を迎え、テレビコマーシャルによる差別化などは夢物語になるでしょう。これらのような問題を皆で力を合わせ解決することこそ、今OTC薬協が取り組むべき事業ではないでしょうか。本来事業活動戦略会議の場では、これらOTC薬協の問題を討議し、全体の戦略を検討する場だと思いますが、内部対立に終始し、本来の機能を果たしていません。まさにOTC薬協全体が本来目的を失って、漂流している状況です。現状と将来に対する認識がないまま、厚生労働省などの役所だのみで 何もしようとしない体質は今こそ変えなければなりません。

そこで、私は志を同じくする方々と「OTC薬協刷新懇話会」を発足させることとなりました。現状に危機感をお持ちの方はどうぞ奮ってご参加ください。社内のポジションは問いません。秘密は厳守いたします。準備が整い次第改めて開催の案内をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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私から見ればOTC薬協は「内部対立に終始し、本来の機能を果たしていません。」との認識で、この会を立ち上げることを考えました。一部幹部の考えと違う意見を言う人間は無視し、その意見は取り上げない。それでも異なる意見を主張するようなら、その人そのものを組織から排除する。私には会の運営がこのように見えていて、このような会の運営では、これから迎えるOTC薬業界を含んだヘルスケア産業と医療のパラダイムシフトに対応できないと危機感を感じています。この危機を乗り越えるためには少数意見を排除せず、開かれた議論がどうしても必要だと考えますし、そのような過程からこそ、OTC薬業界の将来像とそれに向かう戦略が見えてくると思います。少しでも改革に役に立てばと思い、このブログを立ち上げています。

今回の総務委員会での私の主張も、主張内容を今後何もしないと最終的には無視され、理事会では皆さんに同意されているがごとく、消費税上昇が理由で10%の会費引き上げが提案され、そのまま可決される可能性が高いと感じ、このような状況では会員の利益につながらないと思い、ブログでその主張を展開しました。それが一部幹部の怒りを買って、ブログを取り下げさせろとなったのだと思いますが、個人ブログでの主張を強制的に止めさせることはできません。それで私をOTC薬協から排除しようとしたのだと思います。しかも「人間として認められない」と人間性まで否定されて。

この状況を皆さんはどう思いますか?皆さんが同じ事をされたら、どのように感じますか?

私は、先のブログにも書いたように3回も解任され、怒り心頭ですが、今回、総務委員を解任され、会員会社の代表として理事会に出席を拒否されても、OTC薬協の情報は入ってきますので、このブログでの議論を止めるつもりはありません。

このブログをご覧になっている皆さん、今こそ皆さん自身も立ち上がるときだと思います。そうしないとOTC薬協は終わってしまう恐れがあります。